歴史文化ライブラリー<br> 武士という身分―城下町萩の大名家臣団

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武士という身分―城下町萩の大名家臣団

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642057479
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0320

内容説明

経済が発展し、町人の成長も著しかった江戸社会に、戦士でありつづけたのか官僚化していたのか。城下町での存在形態を通して、実像に即した大名家臣団の姿にアプローチ。勤番の仕組みや役所の勤務実態が明かされる。

目次

武士の身分集団―プロローグ
「平和」な時代の家臣団
寄生化する家臣たち
役所勤めの世界
城下町からみた家臣団
武士集団と近世社会―エピローグ

著者等紹介

森下徹[モリシタトオル]
1963年、大阪府に生まれる。1986年、東京大学文学部国史学科卒業。1993年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、山口大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

4
副題の通り萩の家臣団について書いた本。番役体制の現状とか蔵元役所の勤務についてとか、割とミクロな視点で書いているので資料的に参考になる。ただ何というか「興味深いが気持ち良くはない」という本だった(苦笑)要は「泰平」と「経済的困窮」の中、いかに武士たちがズルく立ち回るようになっていき、それを「藩」がどう統制するか、というイタチゴッコを延々書いているので(そして統制側の内幕についてはほとんど書かれていない)、大きな話の中の一節としてなら多分読めるのだけど、1冊丸ごとそういう内容だと個人的にはややしんどかった。2016/10/18

コカブ

4
毛利家の家臣団に焦点を当て、戦時向けの軍団として編成された武士達がどう平時に対応していったか、そして城下町の武家屋敷の変遷を追いながら規律が弛緩していく様子を描いている。前半部分では、軍役提供という公務が平時にどう変化したかを書く。当初は一門衆を中心とした「大組」の編成はそのままに普請役を中心に江戸出向や城番を行っていた。やがて平時向けに大組が再編成され、江戸出向や城番が公務の中心となる。すると、今度は自分の役職の格付けと担当公務で問題が起こる(誰が門を閉めるかなど)。武士の面子の張合いが面白い。2014/12/29

maito/まいと

3
制度化されていない混迷時の組織が、制度化されていくと、組織の中の人間はどうなっていくのか。。。現代にも通じる『歴史の運動体』に焦点を当てた一冊。武士も組織に溶け込んで、安定・固定が進むとサボリ出す(笑)理由をつけては仕事をせず、リスクが少ないことがわかれば、弱者のための生活保護に平気で登録する・・・つくづく人間とはいつの時代も考えることは一緒なのね。後に幕末の維新実現の原動力になった西国の大名ですらこの有様、この状況で徳川幕府打倒を200年以上も心に秘めていたとは、ちょっと考えづらいなあ2012/11/10

陽香

2
201207012017/06/10

wang

1
江戸時代武士とはそもそも何なのか?を幕府ではなく萩藩の家臣団の事例で述べる。どのような身分構成なのか?毛利家の家来であってもどこからが武士と見なされていたのか。普段の仕事は?武士の奉公=軍務。平時には兵役がないのだから城の警備、火災時の対応、江戸勤務などが主務。さらに橋の修理費の人足供出や代金の供出も軍事動員の一種とか。奉仕をどのようにさぼるか、出勤簿に判を押したら相対するとか、城下に居ると仕事があるからと地方の村に居住するとか。倒幕の一翼を担った長州なのに内部がかなりがたがたになっていたのには驚いた。2015/07/15

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