歴史文化ライブラリー
敵国人抑留―戦時下の外国民間人

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056670
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0320

内容説明

アジア・太平洋戦争の勃発とともに、日本国内にいた外国籍の民間人は、次々と全国各地の抑留所に収容された。抑留所で彼らはどのように暮らしたのか。不足していく食料、迫りくる空襲の危機。抑留所での実態に迫る。

目次

戦時下の敵国民間人抑留―プロローグ
「敵国人」抑留開始
戦争初期の抑留生活
第一次交換船と抑留拡大
秘匿された抑留者たち
第二次交換船とさらなる抑留拡大
悲惨な抑留末期の状況
終戦と解放
それぞれの戦後―エピローグ

著者等紹介

小宮まゆみ[コミヤマユミ]
1951年、東京都に生まれる。1974年、お茶の水女子大学文教育学部史学科卒業。現在、横浜英和女学院中学高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おかむら

30
戦争の時、アメリカの日系人が苦難の収容生活を送ったのは知ってるが、逆に日本にいたアメリカ人はどうしてた?と思って読んでみた。人数的には2千余と少ないけども、敵になった連合国の米英豪蘭など国籍も様々、貿易商大使館学者修道女など職業も様々な人々が各地の抑留所で不便な暮らしを強いられた。しかも日本在住者に加えて、占領地や拿捕した船から外国の民間人が連れてこられて、さらに先に降伏したイタリア人も、最後はドイツ人までもが…。淡々と簡潔に語られるエピソードひとつひとつにドラマがありそう。知られざる歴史で興味深かった!2020/11/12

めっかち

1
 すごいニッチ。これ、需要あるの? でも、こういう研究が体系的にまとめられることには意味があるかな。ザンネンなのは、他国、例えば米国での日系移民抑留との比較などがなかった点。世界的視野で、日本の敵国人がどのようなものだったのかを検討してほしかった。2020/05/14

kozawa

0
案外日本で研究されてなかったってことか。それでも戦後の日本にも尽くしてくれた人々にも敬意を。2009/07/01

tkm66

0
資料2009/09/08

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