歴史文化ライブラリー
一休とは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056441
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C0320

内容説明

室町時代の破戒・風狂の人、一休宗純。その生涯に深く影響を与えた「維摩居士」の教えに注目。その思想と手法を修道者として実践した姿こそ破戒・風狂の行動であったという新解釈を示し、知られざる一休の実像に迫る。

目次

一休を問う―プロローグ
一休、『維摩経』に出会う
『維摩経』の世界
森女図の世界
艶詩の世界
そこにあったこと―エピローグ

著者等紹介

今泉淑夫[イマイズミヨシオ]
1939年、北海道に生まれる。1968年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。元東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

3
そこにある材料でしか人は自分を表現できない。そのため表現は時代によって宗教臭くなったりして、古人の詩などはどうも疎遠になるのだが、本書によって一休の詩に表れた葛藤が現在にも通じることを知った。金子光晴との比較もあり、なるほどと思う。伝記めいたところは少々退屈だが、道を誤るところに故意に踏みいって、きわどいところに身を置き思想を実践するあたりに、興奮した。一休の艶っぽい詩のかずかず。女人を排してはならぬのである。酒も博打も…。2013/05/20

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