内容説明
第二次大戦後、再軍備へ向かう政府に戦争反対の声をあげたBC級戦犯たち。名作「私は貝になりたい」は、その魂の叫びをもとに生まれた。戦犯たちのスガモプリズンでの思索と行動から、真の戦争責任とは何かを考える。
目次
スガモプリズンとは
スガモへの道(戦犯の逮捕と日本の協力;東京裁判で裁かれたこと;人道にたいする罪)
米軍が管理するスガモプリズン(スガモの暮らし;『すがも新聞』と戦犯たちの叫び;釈放への期待)
戦犯たちの平和運動―日本管理下の巣鴨(平和条約の発効と釈放運動;巣鴨の平和運動)
著者等紹介
内海愛子[ウツミアイコ]
1941年、東京都生まれ。1967年、早稲田大学文学部卒業。日本朝鮮研究所、パジャジャラン大学(インドネシア)客員講師などをへて現在、恵泉女学園大学教員
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