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歴史文化ライブラリー
スガモプリズン―戦犯たちの平和運動

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642055765
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0320

内容説明

第二次大戦後、再軍備へ向かう政府に戦争反対の声をあげたBC級戦犯たち。名作「私は貝になりたい」は、その魂の叫びをもとに生まれた。戦犯たちのスガモプリズンでの思索と行動から、真の戦争責任とは何かを考える。

目次

スガモプリズンとは
スガモへの道(戦犯の逮捕と日本の協力;東京裁判で裁かれたこと;人道にたいする罪)
米軍が管理するスガモプリズン(スガモの暮らし;『すがも新聞』と戦犯たちの叫び;釈放への期待)
戦犯たちの平和運動―日本管理下の巣鴨(平和条約の発効と釈放運動;巣鴨の平和運動)

著者等紹介

内海愛子[ウツミアイコ]
1941年、東京都生まれ。1967年、早稲田大学文学部卒業。日本朝鮮研究所、パジャジャラン大学(インドネシア)客員講師などをへて現在、恵泉女学園大学教員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

7
知らなかったことばかりだった。戦争責任を忘れていく日本社会に対して、巣鴨からBC級戦犯たちが平和を訴える。日本の再軍備に反対し、自分たちを朝鮮戦争に利用するなと怒り、首脳陣だった戦犯が政界に復帰していくことを糾弾していた。自分たちの罪は、命令を拒ばなかったことだということを受け入れていくのに、日本社会は自分たちを「戦争の犠牲者」と祭り上げて釈放運動をする。それは違うのだと、獄中で考えに考え続けた戦犯たち。2023/08/15

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