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歴史文化ライブラリー
霊場の思想

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642055642
  • NDC分類 186.9
  • Cコード C0320

内容説明

人々は“霊場”に何を求めたのか。霊場の持つ不思議な雰囲気に惹かれた宗教学者が、延暦寺、四天王寺、元興寺から恐山までを探訪。中尊寺金色堂のミイラや、立石寺の頭部のない人骨など、霊場が今も持つ多くの謎に迫る。

目次

山寺の誕生(ミイラの棲む山―中尊寺;封印された岩窟―立石寺;都市の寺から山の寺へ―延暦寺)
聖人のまなざし(祖師信仰の形成―高野山;御影堂の成立―醍醐寺;黒い巌の霊場―黒石寺;よみがえる聖徳太子―四天王寺;垂迹としての聖人―叡福寺)
骨と肖像(納骨の寺―元興寺極楽坊;肖像という威力―多武峯;霊場の風景―恐山)

著者等紹介

佐藤弘夫[サトウヒロオ]
1953年、宮城県に生まれる。1978年、東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、東北大学大学院文学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Dave

1
一読ルポと見紛うような文章の中に鋭利な視点。読みやすさと学術的意義の両立は著者の得意とするところ、読む上で注意が必要な点もあろうがやはりこの手の読み物としては抜群に面白い。「本地垂迹」という概念のあり方を疑う姿勢は著者の基本で、それは本作においても強い説得力を持つ。久しぶりに古代・中世日本のロマン溢れる世界に浸れた。2021/02/04

Junko Yamamoto

1
古代の山を葬地とする祖霊信仰が仏教によって祖師信仰として蘇った! 縄文、あるいは弥生の時から「聖地」は変わらないのでは。2019/02/16

さんとのれ

1
霊場を霊場たらしめているものは何か、について、各地の霊場を訪れ、寺院のコスモロジーの変容、聖人信仰の発展などを検証している。丁寧に書かれていて好感が持てるが、ちょっと物足りなさも残る。2014/12/08

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