出版社内容情報
★毎日新聞 2007.6.3 読書面で著者紹介
★朝日新聞 2007.6.17 評者:赤澤史朗氏(立命館大学教授)
内容説明
明治時代のジャーナリスト。不遇な家庭環境や司法省法学校退学事件など、青年期に雌伏を余儀なくされるが、政界との人脈を得て中央進出し、新聞記者の道を選ぶ。徳富蘇峰らと対峙し、時代の直面した事件に独自の論説を展開する一方、『日本』主宰者として新聞社経営に腐心する。時流に迎合しない「独立新聞」をめざした孤高の人生51年に迫る。
目次
第1 価値秩序の崩壊と彷徨
第2 辺境から中央へ
第3 「国民主義」的記者としての自己形成
第4 「新聞紙の職分」と「道理」の発揮
第5 ディレンマのはざまで
第6 「独立新聞」の終焉
著者等紹介
有山輝雄[アリヤマテルオ]
1943年生まれ。1972年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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