帝国の視線―博覧会と異文化表象

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  • サイズ A5判/ページ数 225,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037570
  • NDC分類 606.9
  • Cコード C3021

内容説明

1903年に開催された第5回内国勧業博覧会。「文化」と政治が絡み合った国民国家形成期、植民地パビリオン台湾館などの「異文化」展示が果たした役割とは。帝国意識とナショナル・アイデンティティの問題を考察する。

目次

序章 問題の所在
第1章 博覧会という「場」―第五回内国勧業博覧会と大阪
第2章 植民地パビリオン台湾館
第3章 調査・収集という「知」―台湾旧慣調査と伊能嘉矩
第4章 パビリオン学術人類館
第5章 人類学と「展示」―人類学者・坪井正五郎の思想
終章 総括と展望

著者等紹介

松田京子[マツダキョウコ]
1967年三重県に生まれる。1996年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知教育大学教育学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Yoyo

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松田さんの研究の初期の集大成かな。内国勧業博覧会のことはよく知らなかったのでかなり面白かったし、それに大阪の「貧民街」移転の話もからめてあるところがなるほど、という感じ。さらに西洋のオリエンタリズムの「対象」として「見られる」立場であった日本が、植民地を手に入れて「見る側」になったところが非常に秀逸。2012/05/04

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