近代日本における東アジア問題

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037341
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C3021

出版社内容情報

近代世界史の中で東アジア世界はいかに形成され、歴史的に推移していったのか。そこに日本はどのような役割を果たしたのか。中世と近世の移行期から太平洋戦争期にいたる長いスパンを射程に入れ、日本と東アジアの多面的な関係性を追究した京大人文研の共同研究成果。日本の歴史的存在のあり方を問い直し、近代史研究の新たな地平を展望する。

〈主な目次〉まえがき…古屋哲夫/序章=日本と東アジアの連関をめぐる新視角を求めて…山室信一/1=唐の彼方より…ロナルド・トビ/2=征韓論の前提…飛鳥井雅道/3=譲夷と国是の位相…佐々木 克/4=明治初期の外征論と東アジア…落合弘樹/5=国民国家形成のトリアーデと東アジア世界…山室信一/6=文学史の近代化―和漢から東亜へ…齋藤希史/7=対中国政策の構造をめぐって…古屋哲夫/8=国籍をめぐる東アジア関係…水野直樹/9=戦間期日本とアジア通商網/10=満洲における諸通貨の相互関連とその変遷…安冨 歩/11=日本植民地帝国と東アジア…山本有造