形成期の明治国家

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  • サイズ A5判/ページ数 425p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037280
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C3321

内容説明

明治維新とともに、新たな激動の時代が始まった。欧米諸国との対抗を意識しつつ、政治・経済・社会の全面にわたって西欧社会をモデルとした資本主義化が推し進められた。新政府はこの道を、さまざまな摩擦をともない、一揆や反乱を鎮圧しながら突き進んで行く。地租改正・殖産興業、征韓論政変などの各局面における、新時代の軌跡を分析する。

目次

1 新政の出発と民衆(部落解放反対一揆にみる民衆意識の諸相;明治初期地方制度の整備と額田県布達;徴兵令による最初の徴兵と臨時徴兵)
2 国家主導の資本主義化(地租改正実施をめぐる対立と闘争の諸形態;殖産興業政策論―官営事業を中心として;大久保政権下の殖産興業政策成立の政治過程;内務省内政の成立)
3 政権の内部対立と反乱(「征韓論」政変の史料批判―毛利敏彦説批判;幕末・維新期における民衆の居住空間と生活についての研究)

著者等紹介

田村貞雄[タムラサダオ]
1937年生まれ。’67年東京教育大学大学院博士課程修了。現在、静岡大学名誉教授
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