近世の在村文化と書物出版

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642034371
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C3021

内容説明

出版は江戸など中央だけでなく地方農村でも活発で、各地の豪農商文人が句集や詩集、農書や蚕書、儒書や碑文など、多彩な書き物を残した。中国亡失の古書の復元に出資するなど、在村の書物出版に近世文化の成熟をみる。

目次

1 あけぼの期の在村文化と書物出版活動(房総戦国期の連歌奉納と近世初頭の在村連歌;西上州谷南牧衆「市川氏」と日野衆「小柏氏」の土着と開発と信仰 ほか)
2 在村文化の海路交流と書物出版活動(相州浦賀の俳額と俳書と文人録;浦賀の海路文人と『浦賀畸人伝』の世界 ほか)
3 在村文化のアジア交流と書物出版活動(上州箕輪村の在村文人「下田漆園」の『全唐詩逸』出版拠金;東海道の宿場文人と『全唐詩逸』出版拠金 ほか)
4 「寒郷僻邑」の在村文化と書物出版活動(信州中野領の在村漢詩結社「晩晴吟社」と詩集出版;東江部村「山田松斎」の修養と執筆と鵬斎書の出版 ほか)
5 在村文化の思想と書物出版活動(信州中野領「山田松斎」の蔵書と思想と出版;在村における「孝経」―考証と出版と孝経碑と ほか)

著者等紹介

杉仁[スギヒトシ]
1934年、東京に生まれる。1958年、早稲田大学第一文学部史学科卒業。1960~98年、早稲田実業学校教諭。1961年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1971年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1975~2005年、早稲田大学非常勤講師。2001年、博士(文学)授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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