内容説明
十七世紀以降、豪農商が生産活動と俳諧・生花・書画・武術・儒学など文化活動を両立させ、地域で交流する現象=在村文化。村を超え国を超え、東アジア普遍の文化情報をも発した在村文化の力量から、近世社会を射照する。
目次
序 近世文化と在村文化
1 近世の社会と在村文化
2 在村における技術・商品・風雅の交流
3 在村文化の思想と活動
4 在村文化における東アジア
5 在村文化の幕末変容と戊辰内乱
6 在村文化の「近代」における文明・民権・人権
結 在村文化からみた近世の国家成立
著者等紹介
杉仁[スギヒトシ]
1934年東京生まれ。1958年早稲田大学第一文学部史学科卒業。1961年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1971年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学非常勤講師
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