中世日本の周縁と東アジア

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  • サイズ A5判/ページ数 346,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642028967
  • NDC分類 219.7
  • Cコード C3021

内容説明

鹿児島県万之瀬川下流域は、中世日本の南の周縁に生まれた一大交易拠点だった。地域の様相に復原し、領主や国家との関係を再検討。東アジア規模で広がる人・物の流れを明らかにする。地域史研究の新たな可能性の提起。

目次

第1部 南の周縁=万之瀬川下流地域のすがた(中世前期南薩摩の港・川・道;中世万之瀬川下流地域の様相について―近世絵図を手がかりとして)
第2部 南九州の港と唐坊(中世前期南九州の港と宋人居留地に関する一試論;唐坊再論;中世前期坊津像の形成と普及)
第3部 万之瀬川下流地域の領主たち(薩摩国阿多郡地頭鮫島氏系譜考;二階堂氏の所領と海上交通)
第4部 国家周縁地域の比較史(中世日本の北と南;東北と琉球弧―島尾敏雄「ヤポネシア論」の視界;モンゴル襲来と近代の地域社会―十五年戦争期の鹿児島県を事例として)

著者等紹介

柳原敏昭[ヤナギハラトシアキ]
1961年新潟県に生まれる。1984年東北大学文学部卒業。1990年東北大学大学院文学研究科博士後期課程中退。鹿児島大学法文学部講師・助教授、東北大学文学部助教授、文学研究科准教授を経て、東北大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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