内容説明
家族の構成員が期待する家族像とは。女性をキーワードに、その変化を検証する。
目次
1 家族観と女性(貧窮問答歌の背景;中世前期村落における女性の地位―土地台帳の世界と譲状・売券・造像銘の世界;院政期における夫と妻の共同祈願 ほか)
2 家訓・家憲の世界(武家の家訓と女性;江戸期庶民家訓の軌跡;「家」と家憲―明治期における家規範と国家規範)
3 家族観の相克(伝統的「いえ」観念と近代的家族観の交錯;戦後家族制度改革と新家族観の成立;戦後日本社会の発展と家族の変容)
著者等紹介
片倉比佐子[カタクラヒサコ]
1935年東京都生れ。1959年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程終了。現在、荒川区文化財保護審議会委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。