日本家族史論集〈1〉家族史の方法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642013918
  • NDC分類 362.1
  • Cコード C3321

内容説明

家族とは何か。混迷する家族問題と新たな家族像に迫る。

目次

1 家族史の方法(エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』―家族範疇の解明を中心に;家族と共同体―『家族の起源』からイエ成立論へ;家族共同体論―「籍帳」における父系的兄弟的家族共同体のために)
2 家父長制をめぐって(近世庶民家族秩序論再説―非家父長制説に対する批判に答えて;労働組織としての家父長制家族―柳田・有賀におけるそのとらえ方;日本中世社会における家父長的奴隷制;中世の家と家父長制;家父長制をめぐって)
3 家族史の時代(家族の過去・現在・未来―家庭の崩壊を中心に;戦後日本の家族意識―その動向と研究上の問題点;「家」のメタ社会学―家族社会学における「日本近代」の構築;ファミリィ・アイデンティティのゆくえ)

著者等紹介

佐々木潤之介[ササキジュンノスケ]
1929年秋田県生れ。1953年東京大学文学部卒業。現在、一橋大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。