内容説明
鎌倉時代末期に分裂した王統の対立は、やがて武家勢力の分裂と結び付き、半世紀をこえる南北朝動乱の時代となる。この長期にわたった内乱の時代の政治・経済・外交・社会・文化を、東アジアという文脈の中で描き出す。
目次
南北朝の動乱(王家存亡の危機;親政の理想と現実 ほか)
1 バサラと寄合の文化―都鄙・上下を「コキマゼ」て(異形とバサラ;田楽・猿楽と雑芸者 ほか)
2 悪党と官たち―下克上と権威憧憬(官の武力の淵源―悪党狼藉;官の武力の爆発―元弘内乱 ほか)
3 徳政の流れ―仏神から経済へ(徳政とは何か―復活から借財帳消しへ;弘安の徳政 ほか)
4 日元交通と禅律文化(「元」という時代;にぎわう東シナ海 ほか)
著者等紹介
村井章介[ムライショウスケ]
1949年大阪府生まれ。1974年東京大学大学院修士課程修了。現在、東京大学教授
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