有斐閣選書
ジェンダーで読む日本政治―歴史と政策

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  • サイズ B6判/ページ数 370,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641280953
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C1336

出版社内容情報

男女共同参画社会基本法制定や草の根女性組織の台頭など,女性の政治参画の進展は,政治にジェンダー複眼の視座を組み入れ,新しい共生の政治文化を生み出す。市川房枝や環境運動家,生活者ネット,女性官僚などの取り組みに焦点を当てながら描く,新しい政治的展望。
目次
 序 章 ジェンダーから見る政治
第1部 歴 史――戦前・戦中・占領期の女性と政治
 第1章 天皇制国家のジェンダー的位相
 第2章 戦前の女性運動
 第3章 戦中期の女性と政治
 第4章 占領期民主化政策とジェンダー
第2部 政 策――ジェンダー・ポリティックスの展開
 第5章 男女共同参画型社会への道
 第6章 草の根のジェンダー・ポリティックス
 まとめに代えて――日本型ジェンダー・ポリティックスの発現
 終 章 ジェンダー共生の政治をめざして

内容説明

男女共同参画社会基本法や、草の根女性組織の台頭―女性の政治参画の進展は、政治にジェンダー複眼の視座を組み入れ、新しい男女共生の政治文化を生み出す。本書はその背景にある、戦前から今日に至るまでの、女性たちの運動の歴史を明らかにする。市川房枝や環境運動家、生活者ネットワーク、女性官僚などの取組みに焦点を当て、日本の女性たちが切り拓いてきた政治展望を描き出す。

目次

ジェンダーから見る政治
第1部 歴史―戦前・戦中・占領期の女性と政治(民主化への開かれた扉;天皇制国家のジェンター的位相;戦前の女性運動;戦中期の女性と政治;占領期民主化政策とジェンダー;婦選運動が拓く政治の新しい展望)
第2部 政策―ジェンダー・ポリティックスの展開(ジェンダー共生型社会への扉;男女共同参画型社会への道;草の根のジェンダー・ポリティックス;日本型ジェンダー・ポリティックスの発現)
ジェンダー共生の政治をめざして

著者等紹介

進藤久美子[シンドウクミコ]
1945年高知県に生まれる。1971年ペンシルヴァニア州立大学大学院歴史学研究科修士課程修了(M.A.)。1980年立教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、東洋英和女学院大学国際社会学部教授。法学博士。専攻、アメリカ史、ジェンダー・スタディーズ
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感想・レビュー

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”そもそも明治の欽定憲法は、天皇制国家の階層的社会で女の社会的地位を最下層に位置づけ、女性を政治的無権利状態に置いていたのである。女性は、家庭にあって家の発展に尽すべきで、天下国家のことに女性が関与すると、国は滅びるとする強い信念がその背後にあったからである” ”戦前日本社会は、明治近代化の依拠した家制度の下で、徹底した男尊女卑の価値観が堅固な根を下ろしていた。女性は家にあって、自我を殺し、家の繁栄―夫の出世と優秀な跡継ぎの養育―に専従すべきだという主張が当然視された。”2016/08/15

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