出版社内容情報
最新の研究成果を取り入れて,インドネシアの社会・経済の通史(ジャワ原人から現代まで)を記述 した。インドネシアを東南・東アジア史,世界史の中で位置づけて捉える視点と,ヒトがモノを生産す る方法から歴史を捉える視点により,特色ある概説書となっている。
第1部 国家の形成と社会経済システム
先史時代から国家成立期までの社会経済
スマトラの海洋王国
ジャワ古代国家の変遷
第2部 国際交易の発展と植民地社会の形成
国際交易とインドネシア群島
植民地都市バタヴィアの社会と経済
マタラム王国の植民地化と農村社会の変容
強制栽培制度の位相
第3部 植民地支配の確立と社会経済システム
オランダ植民地政策の転換
ジャワ社会の変容
外島の植民地化と社会経済システム
世界恐慌から日本占領へ
第4部 現代の国家建設と社会経済開発
スカルノ体制期の経済ナショナリズム
スハルト体制の成立と開発主義
農村と都市の社会変容
スハルト体制の崩壊と社会経済開発の展望
内容説明
ジャワ原人から植民地時代、メガワティ政権まで最先端の研究を盛り込み、この多民族・群島国家の社会・経済をくわしく描いた通史。
目次
第1部 国家の形成と社会経済システム(先史時代から一四世紀まで)(先史時代から国家成立期までの社会経済;スマトラの海洋王国 ほか)
第2部 国際交易の発展と植民地社会の形成(一五世紀から一九世紀中葉まで)(国際交易とインドネシア群島;植民地都市バタヴィアの社会と経済 ほか)
第3部 植民地支配の確立と社会経済システム(一九世紀後半から二〇世紀前半まで)(オランダ植民地政策の転換;ジャワ社会の変容 ほか)
第4部 現代の国家建設と社会経済開発(スカルノ体制期の経済ナショナリズム;スハルト体制の成立と開発主義 ほか)
著者等紹介
宮本謙介[ミヤモトケンスケ]
1949年兵庫県神戸市生まれ。1981年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。1987年北海道大学経済学部助教授。1991年インドネシア科学院客員研究員。1992年社会学博士。現在、北海道大学大学院経済学研究科教授
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