内容説明
女性が置かれている状況をビビッドに伝える数字があります。たとえば「女性の平均賃金は男性の約6割」のような統計数字。「婚姻可能な年齢16歳VS18歳」のような権利や義務をはっきりさせる法制度上の数字。そして「3歳児神話」のような世の中に流布するマユツバものの数字。その数字は何を語っているのか、まず考えてみてください。そこからあなたの女性学が始まります。キーナンバー56個をとおして学ぶユニークな女性学入門。
目次
1 データが語る女性の状況(28.8%―「性の逸脱行為」で補導・保護された未成年に占める中学生の比率;50%VS49%―男子を追い抜いた女子の進学率;37.3%VS19.7%―30代前半の男女の未婚率;97.2%―結婚改姓する女性の割合 ほか)
2 法制度上の数字(第7級VS第12級―法制度上の「女は顔が命」;13歳―強姦罪における性交同意能力;2校―国立女子大学の数;16歳VS18歳―婚姻可能な年齢に男女差 ほか)
3 数字のウソ・ホント(1姫2太郎―育てやすく、親の理想?;ダブルインカム―共働きは片働きの2倍稼いでいるのか?;3高から3Cへ―女性が結婚相手に求める3条件;3歳児神話―3歳までは母親の手で家庭で子ども育てるべきだといわれているが ほか)
著者等紹介
村木厚子[ムラキアツコ]
1955年生まれ。1978年高知大学文理学部卒業。現在、労働省女性局女性政策課長
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