内容説明
ペリー来航から今日にいたる150余年の日米関係には、挫折や破局もあったが、それを超えての立派な前進と業績もあった。20世紀のうちに「最も重要な2国間関係」とすら語られるようになった日米関係は、21世紀にどのような航路をたどるであろうか。それは、両国のみならず、アジア・太平洋地域と世界全体の境遇をも大きく左右するであろう。各章とも、日本外交、アメリカ外交の研究者が共同執筆し、草稿を研究会合宿において突き合わせ、噛み合わせ、議論し、新草稿を生み出すという作業を重ねて、本書は生まれた。さらに編者が全体を通して調整することによってできあがった、150余年に及ぶ日米関係を省察する決定版通史。
目次
第1章 日米の遭遇と世界史への登場―19世紀後半
第2章 日露戦争と日米台頭の時代―1895‐1908年
第3章 第一次世界大戦と日米関係の再調整―1909‐19年
第4章 ワシントン体制―1920年代
第5章 日本の戦争とアメリカの不承認―1930年代
第6章 日米戦争と日本占領―1941‐52年
第7章 パクス・アメリカーナの中の戦後日本―1950年代
第8章 日米協調の果実―1960年代
第9章 危機の中の日米関係―1970年代
第10章 新自由主義の時代―1980年代
第11章 冷戦後、9.11以後の日本とアメリカ―1990‐2007年
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
防衛大学校長・神戸大学名誉教授(日本政治外交史専攻)、法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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