内容説明
衝撃的事件が意味するもの!!若者たちはその心の深層において、自らの「犯罪行為」をどう意味づけしているのか―社会学者が思想・文化史的に解読する。
目次
第1部 変容する若者の犯罪をどうとらえるか(青少年犯罪の悪質化と動機の分かりにくさ;境界を生きる青少年の攻撃性)
第2部 戦後の解放と漂流(異質の排除と「不忠」の犯罪化―伝統型犯罪;アプレ青少年の欲求肥大―解放と再生と;漂流する青少年の孤独とアイデンティティ―消費社会の陰影)
第3部 現代の閉塞と虚構(管理社会の復讐する青少年の自爆的犯罪;イメージに生きる青少年のゲーム型犯罪―虚構と現実の間;オウム教団に見るオタク青少年の生と病理)