内容説明
基礎理論と技法の統合的体系化とケースを紹介しながらの平易な解説で定評あるテキスト。カウンセリングへの新しい要請に対応して現代のトピックスを増補してさらに充実。ビギナーからベテランまでのニーズにこたえる。
目次
1 カウンセリングとは何か(カウンセリングの現代的・人間的課題;カウンセリングの理論的視点;クライエント;カウンセラー)
2 カウンセリングはどのようにすすむか(クライエント中心のカウンセリング;分析的カウンセリング;行動カウンセリング;グループ・アプローチ;クライシス・インターベンション;交流分析)
3 現代人の生活とカウンセリング(ファミリー・カウンセリング;学園生活とカウンセリング;職業生活とカウンセリング;病気とカウンセリング)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
40
初読。2015年515冊め。一番おもしろかったのは、「職場の人間関係」のところでの三十代後半男性の事例。本人がまったく気づいていないというのが興味深かった。P.12の霜山先生の「カウンセリングとか心理療法とかの持っている、何とも形容のできない一種のうさんくささ」故に「「自分ではカウンセラーを名乗らないし、呼ばれるのも好まない」に同感。2015/05/01
六
5
カウンセリングの理論を覚えることも大切だが、その背景にそのような文化があるのか、どのような生き方をした人間の理論まで考えてほしいとのこと。これ一本で生きていくのはすごく覚悟がいるんだろうなぁ。ほかの学問でも同じようなものなのかな。まぁ迷っているようじゃまだまだだ。2011/03/03