内容説明
「外交」とは何か。「外交の本質」とは何か。グローバリゼーションを中心とする二十世紀の国際社会の歩みは、古典的な外交像、すなわち「旧外交」から大きく異なる現実を生み出した。ハロルド・ニコルソンが外交論の古典『外交』を著して七十年、その間に第二次世界大戦が終わり、冷戦も終結し、九・一一テロ事件が起こった。新しい時代に、外交はそれまでとどのように変わり、私たちの社会に外交はどのような位置を占めているのか。古典的な外交理論や「外交学」の成果、偉大な外交官たちの回顧録などをふまえ、歴史的視座から外交を問い直す。
目次
序章 「外交学」のすすめ
第1章 外交とは何か
第2章 「旧外交」の時代
第3章 「新外交」の時代
第4章 現代外交の時代
終章 二十一世紀の外交
著者等紹介
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年千葉県に生まれる。1994年立教大学法学部卒業。1996年、英国バーミンガム大学大学院国際学研究科修士課程修了。2000年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。北海道大学大学院法学研究科専任講師、敬愛大学国際学部専任講師、慶應義塾大学法学部専任講師を経て、慶應義塾大学法学部准教授(国際政治史、国際関係論専攻)、博士(法学)。著作に『戦後国際秩序とイギリス外交―戦後ヨーロッパの形成1945年~1951年』(創文社、2001年、サントリー学芸賞受賞)、『外交による平和―アンソニー・イーデンと二十世紀の国際政治』(有斐閣、2005年、政治研究櫻田會奨励賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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