日本の男性の心理学―もう1つのジェンダー問題

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641173477
  • NDC分類 143.1
  • Cコード C3011

内容説明

「男性の心理学」が必要である理由、男らしさがつくられる仕組み、恋愛・夫婦における男性、父親としての男性、職場での男性、臨床の現場での男性の6つの柱を概説し、男性の心理に関連する日本の研究29編を紹介。これまで見過ごされてきた男性の心理・行動の諸相を、ジェンダーの視点から科学的・実証的に明らかにした、日本初の「男性の心理学」。

目次

第1章 ジェンダー視点に立つ男性の心理学の課題―なぜ「男性の心理学」なのか
第2章 ジェンダー意識の発達―男らしさもつくられる
第3章 夫婦関係における男性―男女の共同参画とは?
第4章 親としての男性―父にはなるが、父はしない?
第5章 職場の男性―ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて
第6章 心理臨床における男性と女性―心の発達とジェンダー

著者等紹介

柏木惠子[カシワギケイコ]
東京女子大学名誉教授

高橋惠子[タカハシケイコ]
聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

23
「日本の」という部分だけ小さいのはなぜだろう。ちょっと不思議な気がしたけれど、内容はやっぱり日本という国の男性を研究対象とした心理研究の調査とその結果・考察です。「男らしさ」というステレオタイプが男女どちらにもストレスを与えている、という部分には日本特有の「空気を読む」コミュニケーションスタイルの弊害も感じました。話し合い、ふれあい、わかちあう。家族という社会からその姿勢を作っていきたいな…と再確認しました。さあ、夏休み。友人の息子と彼の友が遊びに来ます。十代男子をどうするか今からワクワクしてます。2019/07/09

hgwReo

1
○結婚生活の意味の男女間での非対称について書かれた第3章が興味深かった。○ジェンダー問題の心理学における取り扱い方が社会学のそれとどう違っているのかよくわからなかった……。読み較べが必要なのかも。2013/02/03

石井寛人

0
〈要約〉これまでジェンダー問題の議論や研究は、不公平・不平等に扱われている女性の救済をねらいにしてきたが、これらの問題は女性側だけでなく、男女双方の問題である。また、優勢に見えていた男性側も、「男らしさ」を求められ、引きこもり、ニート、犯罪・非行、抑鬱、自殺、過労死などが多発しており、今の社会は男性にとっても辛い社会だといえる。本書は、男性問題を取り上げ、心理学の方法、資料を用いて、科学的・実証的にどのような問題があるかを明らかにすることで、男女双方にとって暮らしやすいあり方とは何かを考察したものである。2015/09/06

さんまさ

0
数年ぶりの再読。読むのに骨折れるけど(専門的なので)やっぱりバイブル!2012/07/03

yassy612

0
育休パパとして読むと気づきがたくさんありました。2012/01/30

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