出版社内容情報
愛知万博開催に至る歴史的経過に多様な角度から光を当て、異なる立場からの対話的実践を読み解く。
内容説明
未来の市民と行政と専門家の間には、どのような関係が構築されるべきなのだろうか。愛知万博開催に至る「紛糾」と「合意」の歴史的経過に多様な角度から光を当て、日本の公共空間の変容を明らかにする。
目次
1 「愛知万博問題」とは何か
2 瀬戸・長久手の地域と万博
3 愛知万博と里山をめぐる実践
4 ラウンドテーブルと合意形成
5 環境アセスメントとリスク社会の政治
6 計画者のポジションと方法
7 「愛知万博問題」を相対化する
著者等紹介
町村敬志[マチムラタカシ]
1956年、北海道に生まれる。1979年、東京大学文学部社会学専修課程卒業。1984年、同大学院社会学研究科博士課程中退。一橋大学大学院社会学研究科教授
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年、東京都に生まれる。1981年、東京大学教養学部教養学科相関社会科学分科卒業。1987年、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院情報学環教授
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