内容説明
三十年の超長期にわたった、産官学連携による新エネルギー開発プロジェクトは予想された成果を上げたのか。経営史(歴史研究)と組織論(理論研究)を架橋する力作。
目次
第1章 社会的課題のイノベーションによる解決―問題の所在
第2章 サンシャイン計画とは何か―計画の全体像
第3章 技術開発のマネジメント―第一事例研究 プロジェクト・マネジメントとして見たサンシャイン計画
第4章 合理モデルから自然体系モデルへ―視点の転換1
第5章 制度存続のレジティマシー―第二事例研究 制度の自己目的化過程として見たサンシャイン計画
第6章 自然体系モデルから社会構築モデルへ―視点の転換2
第7章 意味創出のポリティクス―第三事例研究 個人の意味世界として見たサンシャイン計画
第8章 組織の多視点分析―本書の結論
補論 計画後の展開
著者等紹介
島本実[シマモトミノル]
1969年、愛知県生まれ。在学中のケルン大学への派遣留学を経て、1994年、一橋大学社会学部卒業。1999年、同大学院商学研究科博士課程修了。愛知学院大学経営学部講師・助教授、ハーバード大学客員研究員を経て、2004年、一橋大学大学院商学研究科准教授。2014年より、同教授。博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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