一橋大学日本企業研究センター研究叢書<br> 出光興産の自己革新

電子版価格
¥3,630
  • 電書あり

一橋大学日本企業研究センター研究叢書
出光興産の自己革新

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641164017
  • NDC分類 575.5
  • Cコード C3034

内容説明

どうして出光だけが2兆円クラブから自力で脱出できたのか?2兆5000億円の有利子負債を抱えたオーナー企業が上場を経て財務危機を脱していく過程を、詳細に調査・分析。「佐三の後の出光」にはじめて迫る、現代経営史研究の成果。

目次

第1章 有利子負債2兆5000億円からの復活
第2章 改革の財務的成果
第3章 出光の経営理念
第4章 自己革新の組織プロセス
第5章 出光石油化学の統合と企業連携―石油化学事業の再建
第6章 本業のリストラクチャリング―燃料油事業の環境適応
第7章 高機能材のイノベーション―電子材料・機能材料・アグリバイオの研究開発
第8章 グローバル企業への道―潤滑油事業・資源事業とグループの国際化
第9章 守り続ける文化の灯火―出光の文化事業と経営改革
第10章 自己革新のダイナミズム―本書の結論

著者等紹介

橘川武郎[キッカワタケオ]
一橋大学大学院商学研究科教授。1975年、東京大学経済学部経済学科卒業。1977年、東京大学経済学部経営学科卒業。1983年、東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学。経済学博士

島本実[シマモトミノル]
一橋大学大学院商学研究科准教授。1994年、一橋大学社会学部卒業。1999年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)

鈴木健嗣[スズキカツシ]
神戸大学大学院経営学研究科准教授。2000年、明治大学商学部卒業。2005年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)

坪山雄樹[ツボヤマユウキ]
新潟大学経済学部講師。2001年、一橋大学商学部卒業。2008年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)

平野創[ヒラノソウ]
成城大学経済学部専任講師。2002年、東京都立大学経済学部卒業。2008年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ななっち

1
「海賊と呼ばれた男」は出光興産の創業者の物語ですが、この本はバブル期に2兆5千万円という有利子負債を抱え、2兆円クラブと言われた出光興産が自力でどう乗り越えてきたのかという現在の出光興産の実録。学術書系でもあるので数値含め非常に面白い本です。2013/06/18

Mitz

1
百田尚樹の『海賊とよばれた男』が2013年本屋大賞に輝いたことで、ちょっと注目を集めている出光興産。自分が勤めている会社であり、少し誇らしい気持ちになり、ピンと背筋が伸びる思いである。ただ、華やかで壮快なエピソードばかりではない。この書では、2兆5千億円の有利子負債を抱え会社存続の危機も囁かれた過去と、そこから這い上がる過程が克明に記録されている。少し読んだだけで、徹底的に取材・研究されたことが分かる。出光の‘今’がどのようにして成ったのかが、よく分かった。読んでよかったと思う。2013/04/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5848227
  • ご注意事項