内容説明
重要な分析ツールを新たに加えた第2版。より学習しやすいように、付録・演習問題を充実させ、問題の解答を新たに収載。
目次
計量経済学とは
第1部 回帰モデルの基礎(条件付き期待値と直線のあてはめ;古典的2変数回帰モデル;K変数回帰モデル;古典的K変数回帰モデル;K変数回帰モデルの応用;モデルの定式化、多重共線性)
第2部 回帰モデルの拡張(一般化古典的回帰モデル;説明変数と撹乱項の相関)
第3部 より進んだ分析方法(最尤法;質的従属変数;切断された従属変数;パネルデータ;特定化のテスト)
付録
著者等紹介
浅野皙[アサノセキ]
筑波大学大学院システム情報工学研究科教授
中村二朗[ナカムラジロウ]
日本大学大学院総合科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろにしも
12
★★★★★ 読み応えがあった。線形代数を使って複雑な数式をエレガントに説明してくれるのだが、そのエレガントさ故に、時に唐突で、ついていけない部分があった。その結果、書き込みと付箋でいっぱいになった。何度も読んでいると不思議と分かるようになる部分もあれば、何度読んでも分からないところもあった。これからも何度も読み返すと思う。(実は演習問題、未だ解いていない問題が半分以上ある)最尤法は完全に理解していないが、これはすごい考え方だ。2018/03/26
Józef Klemens Piłsudski
3
モデルの用例も理論的基礎も充実している。ただし、数式は行列を使うことが多いので線形代数の基礎はやっておかないと辛い。単に分かりすさを求めて詠む本ではない。大学院レベルの計量へのつなぎ、という立ち位置か。OLSから(線形・単方程式の)GMMと離散選択(2値のみ)の解説が主で時系列(系列相関)の話はほとんどない。また2版はけっこう改善点が多いので初版と間違えないよう注意。
Chris
2
計量経済学(山本)の次に読んだ本。2部8章まで読んだ。扱っている内容的には変わらないがこちらの方が詳しい。数式の途中計算は所々演習にまわされている。あと何回か読み返す予定。2013/05/04
井端翔
1
学部3、4回向け。大学院準備にも。線形代数を意地でも使わない山拓に対して、線形代数を当たり前のように使うので、数学付録を読みながら使えば、上級のテキストと接続がいい。2015/07/23
Kentaro Takahira
1
わかりやすく書かれていた。練習問題や文中の表現を含め、わからないところが付箋をみるかぎり10箇所ほどあった。練習問題のデータを使う部分は授業で補完予定。 学部上級から大学院の初級あたりを想定しているようだが、これからMostly harmlessはまだ先が長そう。2014/11/08