「環境と福祉」の統合―持続可能な福祉社会の実現に向けて

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  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641163089
  • NDC分類 369
  • Cコード C1033

内容説明

「ケアと自然の融合」「持続可能性と社会的公正の両立」をめざして。これまで縦割りだった「環境」と「福祉」の二分野を総合的な視座のもとに統合し、日本・世界がめざすべき新たな社会のビジョンを構想する。国内のみならずドイツやオランダなどの政策・事例も紹介され、問題解決のための魅力的なアイデアが、第一線で活躍する研究者らによって提示される。

目次

「環境と福祉」の統合―「持続可能な福祉社会」への視座
第1部 「環境と福祉」の統合への視座(緑の社会政策;労働・時間・家族のあり方を考え直す;エコロジー経済学の新しい展開に向けて;持続可能な社会のための科学技術の方向性)
第2部 「環境と福祉」の統合に向けての政策と実践(臨床(ケア)レベル
ローカル(コミュニティ)・レベル
ナショナル(政策)・レベル
グローバル・レベル)

著者等紹介

広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年岡山市に生まれる。1984年東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)。1986年同大学院総合文化研究科修士課程修了(相関社会科学専攻)。1986年厚生省勤務(1996年まで)。現在、千葉大学法経学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

1
再帰的近代というとき、原発再稼働は環境や福祉にとって逆行。つまりは、再帰的という意味は、「自己の行為の帰結が自己にはねかえり、自らに反省をせまることで自己対決する」(21ページ)。だとしたら、再稼働を決めた政治家は非再帰的な人たち。ベックとリフキンの「市民労働」という雇用労働としての生業以外の、社会福祉に貢献する諸活動(41ページ)。市民社会における労働は福祉直結なのだ。グローナカルという国際にもグローバル化にもローカルにもなっている造語(87-88ページ)はちょっと強引か。緑地福祉はオープンガーデンか。2012/10/19

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