ドイツ工業化における鉄道業

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ドイツ工業化における鉄道業

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  • サイズ A5変判/ページ数 363p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641162754
  • NDC分類 686.234
  • Cコード C3033

内容説明

19世紀ドイツにおける経済統合の進展を実証的に検証し、鉄道業の果たした役割を統合的にとらえる労作。地域経済と国民経済・国民国家とのかかわりを追究し、鉄道業の経済的外部性と人的資本蓄積に光を当て、ドイツ工業化の筋道を問う。

目次

序論 ドイツ工業化論と鉄道・再考
第1部 経済統合からみた19世紀ドイツ工業化―国民経済の復位はありうるか(1)(工業化期ドイツ地域経済の編成と収束;19世紀ドイツ語圏における市場統合の一局面―金融市場;農村工業の再編と超地域的連関―東部ドイツ火酒工業の発達)
第2部 19世紀ドイツ工業化のなかの鉄道―国民経済の復位はありうるか(2)(鉄道による市場統合の再検証―穀物市場の展開;初期鉄道業における統一の試み―プロイセン王国鉄道業の位置づけ)
第3部 官僚制と経済組織―鉄道職員の社会経済史(初期プロイセン鉄道業概観―1830年代~50年代における組織と人員;ドイツにおける鉄道技術者集団の生成―雇用市場と技術教育制度からみた社会集団;官僚制と鉄道業組織(1)―プロイセン鉄道業における労働調達、内部労働市場と「例外的雇用」 ほか)
結語 19世紀ドイツ鉄道業の新しい位置づけへ

著者等紹介

〓澤歩[バンザワアユム]
1966(昭和41)年大阪生まれ。1991(平成3)年大阪大学大学院経済学研究科経済学専攻博士後期課程中途退学。1991(平成3)年大阪大学経済学部助手。1992(平成4)年滋賀大学経済学助手。1995(平成7)年大阪大学経済学部講師。1996(平成8)年在ベルリン日本国総領事館専門調査員。2001(平成13)年大阪大学大学院経済学研究科助教授。2001(平成13)年大阪大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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