出版社内容情報
経済学史の山脈に連なる著名学者の学説をいかに理解すべきか。諸学説に伴う「なぜ」について,現代の経済学の到達地点から見直し,著者の深い洞察から適切な解釈を提供する。24のテーマは,経済学の視点を明示し,経済学を学ぶ上で,より一歩進んだ理解へ導く。
目次
1 『経済表』は重農主義なのか(ケネー)
2 規模の経済か,不均衡分析か(スミス)
3 農業では牛も働く?(スミス)
4 リカードウの変な経済地理(リカードウ)
5 リカードウでもできる!(リカードウ)
6 困るのは機械ではなく過剰投資(リカードウ)
7 過少消費論者ではなくサプライサイダー(マルサス)
8 敵は本能寺(ソーントン)
9 いつまでも面倒はみられない(ミル)
10 マルクスのサービス残業論(マルクス)
11 マルクスの国際的搾取論(マルクス)
12 ワルラスでマルクスを解明する(ワルラス)
13 墓碑銘は何を最大化しているのか(チューネン)
14 企業数が大事ですか?(クールノー)
15 ワルラス先生いわく,答えだけ合っても駄目!(ジェボンズ)
16 方程式が余った!(ワルラス)
17 方程式が足りない?(ヴィクセル)
18 返す刀でベーム・バヴェルクも(柴田敬)
19 マーシャルが生産者余剰を忘れた?
20 売り家と唐様で書く三代目
21 不安定ではダメですか?
22 アメリカは労働集約的な財を輸出している!
23 輸出が伸びるとその国は窮乏化する?
24 うっかり展望論文など書くものではない!
内容説明
経済学において未だ残された謎!?著者は深い洞察力をもって現代経済学理論の観点から謎解きに挑む。
目次
『経済表』は重農主義なのか?
規模の経済か、不均衡分析か?
農業では牛も働く?
リカードウの変な経済地理
リカードウでもできる!
困るのは機械ではなく過剰投資
過少消費論者ではなくサプライサイダー
敵は本能寺(均衡理論)
いつまでも面倒はみられない
マルクスのサービス残業論〔ほか〕
著者等紹介
根岸隆[ネギシタカシ]
東洋英和女学院大学特任教授。東京大学名誉教授。日本学士院会員
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