内容説明
人口増加、経済発展と環境問題は現在の世界的トピックスの1つとなっている。それゆえ、人口成長と経済発展との関係を理解することはきわめて重要なことである。本書は、初めて人口と経済発展の関係についての歴史、理論、実証および政策の4つの体系化を行った研究書。
目次
第1部 楽観的人口論と悲観的人口論(世界人口の成長過程;楽観的人口論と悲観的人口論)
第2部 人口の理論的研究(人口と技術進歩の網引競争;人口と社会・経済の相互依存関係;過剰人口論と過少人口論)
第3部 人口の実証的研究(日本の出生率の計量的分析;日本の人口成長と経済発展;タイの人口成長と経済発展;神戸市の人口成長と経済発展)
第4部 人口の積極的作用と人口政策(人口の積極的作用と経済発展;出生率低下と経済停滞;出生率促進政策と低出生率の本質)
著者等紹介
山口三十四[ヤマグチミトシ]
1943年京都府に生まれる。1967年京都大学農林経済学科卒業。1969年同修士課程修了。1973年ミネソタ大学Ph.D.同年神戸大学経済学部講師。1975年同助教授。1985年同教授、経済学博士、現在にいたる
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