内容説明
自動車産業など部品取引システムを実証的・理論的に分析した、オリジナリティに富んだ選りすぐりの研究11篇を収録。
目次
第1章 日本におけるメーカーとサプライヤーとの関係―「関係特殊的技能」の概念の抽出と定式化
第2章 サプライヤー・システムの構造・機能・発生
第3章 サプライヤー・システム―インセンティブのトレードオフと補完性
第4章 日本のサプライヤー関係における信頼の役割
第5章 組織間関係の共進化―自己言及的二重らせんモデルの提唱
第6章 自動車産業における部品取引関係の日米比較
第7章 部品サプライヤーの顧客ネットワーク戦略―顧客範囲の経済性
第8章 ビッグスリーの部品取引の内的編成
第9章 1970年代のサプライヤー・システム―A自動車とE鍍金の事例研究
第10章 部品取引におけるリスク分担とモラル・ハザード―自動車産業における契約のミクロ計量分析
おわりに 今後の研究の方向性