内容説明
「自由と競争の国」であるアメリカから、知られざる「集団」的制度の歴史と最新の理論を紹介。日本のあるべき姿を探る意欲的作品。
目次
第1章 いま論じるべきことは何か?―問題状況と本書の目的
第2章 プロローグ―アメリカ的な「個人の自由」。そして「集団」の台頭、凋落(アメリカ的な「個人の自由」の形成―アメリカの原初的労働社会(17世紀~19世紀半ば)
「個人の自由」の歪みと「集団」の模索―産業化の進展と労働運動の生成(1860年代~1933年) ほか)
第3章 「集団」の再生―その理論的基盤と手法(基本概念―「自由」「発言」「交渉」「構造」;改革案)
第4章 学びとるべきものは何か?―アメリカの議論のまとめと日本の課題(アメリカ労働社会の歴史;アメリカ労働社会の理論 ほか)
著者等紹介
水町勇一郎[ミズマチユウイチロウ]
1967年佐賀県に生れる。1990年東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、東北大学法学部助教授、パリ第10大学客員研究員、ニューヨーク大学ロースクール客員研究員等を経て、東京大学社会科学研究所助教授、パリ第10大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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