出版社内容情報
脱税とみなされない巧妙なタックスシェルター(課税逃れ商品)が,米国はもちろん,日本においても社会問 題となりつつある。租税法理論を前提に,ファイナンスの視点をふまえ,これらの行為の類型化,論理的分 析をはかる意欲作。租税専門家・ビジネスマン必携の書!
《主な目次》
本書の目的――タックスシェルターと租税回避行為の類型化
第1部 タックスシェルター利用の背景
1 タックスシェルターとは何か
2 コーポレイト・タクセイションの最近の動向
3 租税専門家の役割
第2部 タックスシェルター理解の基礎
4 租税法と金銭
5 金銭債権譲渡と消費税
6 仕組み債
第3部 タックスシェルターの具体例
7 租税回避類型化論
8 帳簿価額かさ上げ
9 課税逃れ商品の新しい事例
第4部 タックスシェルターへの対応
10 アメリカにおけるタックスシェルターへの対応
11 課税逃れ商品に対する租税回避否認
12 節税商品と投資家保護
内容説明
脱税とみなされない巧妙なタックスシェルター(=課税逃れ商品)が、米国はもちろん日本においても社会問題となりつつある。租税法理論を前提に、ファイナンスの視点をふまえ、これらの行為の類型化、理論的分析をはかる意欲作。租税実務家・ビジネスマン・租税法を学ぶ学生必携の書。
目次
第1部 タックスシェルター利用の背景(タックスシェルターとは何か;コーポレイト・タクセィションの最近の動向;租税専門家の役割)
第2部 タックスシェルター理解の基礎(租税法と金銭;金銭債権譲渡と消費税;仕組み債)
第3部 タックスシェルターの具体例(租税回避類型化論;帳簿価額かさ上げ―課税規定を用いた課税逃れ;課税逃れ商品の新しい事例)
第4部 タックスシェルターへの対応(アメリカにおけるタックスシェルターへの対応;課税逃れ商品に対する租税回避否認;節税商品と投資家保護―tax shelter malpractice)
著者等紹介
中里実[ナカザトミノル]
1954年埼玉県生まれ。1978年東京大学法学部卒業。同助手、一橋大学法学部助手、同講師、同助教授、東京大学法学部助教授を経て、現在、東京大学法学部教授
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