内容説明
金融や金融システムの理論を現実にそくして学習できる新しいタイプのテキスト。金融取引の実際、金融制度の国際比較など、金融理論と現実との関係に配慮した。日本の金融問題について、グローバルな観点から考えるための基礎を提供する。第4版では、伝統的なミクロ・プルーデンス政策に加えてマクロ・プルーデンス政策の記述を充実。現代の金融監督・規制について学びやすく整理した。また、貨幣需要に関する理論やマネーストックの定義などについても新たに取り上げた。
目次
第1章 金融取引と金融システム
第2章 日本の金融システム
第3章 資金循環と金融構造
第4章 貨幣と決済
第5章 金融市場と新しい金融取引手法
第6章 貨出市場とメインバンク関係
第7章 金融システムの安定性と監督・規制
第8章 金融システムと中央銀行
第9章 アメリカ、カナダの金融システム
第10章 欧州諸国の金融システム
著者等紹介
酒井良清[サカイヨシキヨ]
神奈川大学経済学部教授。ミネソタ大学Ph.D.(経済学)
鹿野嘉昭[シカノヨシアキ]
同志社大学経済学部教授。大阪大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vinlandmbit
11
古本屋で購入。本業では無いですがいろいろと金融業界を学ぶ書籍を読んできましたが、分かりやすさ、学びの多さの点では最も良い書籍に感じました。折に触れて振り返る事となりそうです。2018/03/18
miyatatsu
6
経営学を専攻にしている私でもすこし理解ができない箇所があった。初学者には難しいと思う反面、この本を完全に理解し、誰かに説明できるくらいになれば立派な大学生になることができると思ったりもしました。2018/12/03
やきなす
1
理論による説明を省いているため、深い知識を得ることができなかった。教養として知る程度であれば良本。2015/08/03
えゆ
1
8章まで。二人の著者が分担して書いているせいなのかはわからないが、同じような話が何度も出てきたりして、全体の流れがわかりにくい。理論的な説明はあまりなく、現代の金融システムに至るまでの歴史や現代の金融システムの構造・問題点について書かれており、そこはわかりやすかった。2015/06/14
Yuki
1
経済・金融には滅法弱いので、講義を受けつつ斜め読み。2014/07/21