• ポイントキャンペーン

有斐閣アルマ
戦後日本外交史 (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641122581
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C1331

内容説明

歴史の瞬間は、その時点に立って考えれば、いつも「海図なき航海」であった。戦後日本は、20世紀後半から21世紀初頭までの国際社会をどう航海したのか。めまぐるしく変動する国際環境の中での外交的選択の戦後60年を、ここに再現する。

目次

序章 戦後日本外交の構図
第1章 占領下日本の「外交」
第2章 独立国の条件
第3章 経済大国の外交の原型
第4章 自立的協調の模索
第5章 「国際国家」の使命と苦悩
第6章 冷戦後の日本外交
結章 戦後日本外交とは何か

著者等紹介

五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年、兵庫県に生まれる。1967年、京都大学法学部卒業。1969年、京都大学大学院修士課程修了。広島大学政経学部助手、講師、助教授を経て、現職。その間、ハーバード大学客員研究員、ロンドン大学客員研究員など。神戸大学大学院法学研究科教授(日本政治外交史専攻)。法学博士。著作に、『米国の日本占領政策―戦後日本の設計図』上・下(中央公論社、1985年、サントリー学芸賞受賞)『日米戦争と戦後日本』(大阪書籍、1989年(講談社学術文庫、2005年)、吉田茂賞受賞)、『占領期―首相たちの新日本』(読売新聞社、1997年、吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ELW

2
 GHQとの交渉を「外交」の範疇に含めることは当たり前なんだろけれどもなんだか新鮮だった。10年単位で切り分けているが、首相ごとに背景から延々と説明してくれているのでありがたい。高校生の時に読んだ『不思議の国ニッポン』で読んだ、 フランスによる子供じみた非関税障壁の話が確認できたのが嬉しかった。中島嶺雄『国際関係論――同時代史への羅針盤』を読んでおいて良かった。2014/01/05

芦田均らしきサムシング

2
年代ごとに章が区分されており要を押さえた良書。無味乾燥に見えてしまう戦後日本外交にも様々な変化、苦悩がこの書から読み取れる。また文章も中々読みやすい。五百旗頭氏が中々の名文家であることは知っていたが、その他の執筆陣もまたやもすれば硬直した記述になりがちところを、戦後外交の軌跡を鮮やかに伝えている。2012/04/17

かじやん0514

1
戦後日本外交史のスタンダード・テキストを目指したようだが、どう考えても政府よりの記述。大学で使用する教科書としては留保をつけざるを得ない。それを差し引けば、力作ではある。2010/03/03

羽生沢

0
対米関係を軸とする、戦後日本外交史の見取り図。現在焦点となっている安保法制の改革が、いかなる経緯で起きているか理解する上でも有意義だろう。2015/05/15

まゆこ

0
10年ごとにまとめてあり、流れを追うのに適している。2015/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/65663
  • ご注意事項