出版社内容情報
福祉社会における社会政策は,どのような考え方に基づいて策定・実施されるべきなのか。
必要(ニード)という考え方を基本にすえながら,福祉社会における社会政策のあり方を模索する。
新たな視点からの福祉社会学入門。
《主な目次》
序 章 福祉とは何か
Part1 社会政策の考え方
第1章 必要という考え方
第2章 必要に基づく社会政策
第3章 必要の判定の基準と主体
第4章 資源とその供給
第5章 資源の再分配
第6章 官僚制と専門主義
Part2 社会政策のあり方
第7章 総論と雇用
第8章 所得保障
第9章 保健と医療
第10章 社会福祉
第11章 住 宅
終 章 福祉国家と福祉社会
内容説明
福祉社会という言葉を、聞いたことがありますか?福祉と社会、そしてそれをつなぐ社会政策について、原理的に考えることから始めましょう。社会学を学ぶ人にも、社会政策学を学ぶ人にも、社会福祉学を学ぶ人にも読んでほしい、ユニークなテキストです。
目次
1 社会政策の考え方(必要という考え方;必要に基づく社会政策;必要の判定の基準と主体;資源とその供給;資源の再分配;官僚制と専門主義)
2 社会政策のあり方(総論と雇用;所得保障;保健と医療;社会福祉;住宅;福祉社会の生活政策へ向けて)
著者等紹介
武川正吾[タケガワショウゴ]
1955年東京都に生まれる。1979年東京大学文学部社会学科卒業。現在、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部助教授。主要著書に『体制と変動』(共編、東京大学出版会、1988年)、『社会政策と社会行政』(共編、法律文化社、1991年)、『地域社会計画と住民生活』(中央大学出版部、1992年)、『福祉国家と市民社会』(法律文化社、1992年)、『先進諸国の社会保障1 イギリス』(共編、東京大学出版会、1999年)、『福祉社会事典』(共編、弘文堂、1999年)、『福祉社会の社会政策』(法律文化社、1999年)、『社会政策のなかの現代』(東京大学出版会、1999年)、『福祉国家への視座』(共編、ミネルヴァ書房、2000年)、『企業保障と社会保障』(共編、東京大学出版会、2000年)、『高齢社会の福祉サービス』(共編、東京大学出版会、2001年)
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