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有斐閣アルマ
権力から読みとく現代人の社会学・入門 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641121164
  • NDC分類 361
  • Cコード C1336

内容説明

複雑な現代社会の錯綜した関係を読みとくキイとなる概念=「権力」。社会のさまざまな側面、人間生活に潜む問題をこのキイ概念によって明るみに出し、社会学的な見方を示して定評を得た、ユニークな社会学入門をバージョンアップ。

目次

第1部 人間に潜む権力(権力と社会―社会はどのように構成されているか;行為と権力―社会関係のなかで働く見えない力)
第2部 社会と権力(家族と育児―家族における権力はどのような形で示されるのか;地域と生活―「社会的弱者」を生み出すもの ほか)
第3部 文化と権力(メディアと人間―情報こそが社会を制す;教育と権力―自発的な従属を生み出すメカニズム ほか)
第4部 さまざまな権力理論(権力のイマージュ―社会学は権力をどう捉えてきたのか;フーコーの権力論―日常生活に潜む微細な権力作用 ほか)
特論(ジェンダーの権力―人はなぜ規範の網から逃れられないのか;差別と日常―「普通であること」の権力をめぐって)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみすむ

13
社会学のテキストは学問の性格上、様々なトピックを扱うため雑駁なテーマの詰め合わせにならざるを得ない。しかし、本書は「権力」を軸に据えることで全体の構成に緩い統一感が保たれている。編集には中公新書の『都市の論理』で知られる都市社会学者・藤田弘夫が携わっているが、権力は支配と保障の両面から読み解かなければ、「権力=抑圧」や「国家権力=暴力装置」といった一面的な認識に留まりかねないとする注意喚起は本書でも健在である。2018/05/31

keepfine

1
「社会学のすすめ」で参考文献として挙げられており、権力論の概括は本書でカバーできるとのこと。社会学の基本イシュー(国家、市民社会、ジェンダー、都市、労働)を権力論を切り口として読み解いていくが、新規性のある議論は少なかった。2017/09/11

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