内容説明
心理学史上において、重要な役割を演じた学者たちの人物像と学説をわかりやすく解説しながら、現代心理学への道案内を試みた定評あるテキストの新版。
目次
第1章 心理学の成立
第2章 ゲシュタルト心理学
第3章 行動主義
第4章 精神分析学
第5章 個人差の心理学
第6章 現代の心理学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤギ郎
10
社会科学系の出版社として有名な有斐閣による新書シリーズ「有斐閣新書」に収められている。本書は心理学の歴史をコンパクトにまとめている。神話や哲学から出発した心理学は、”科学”としての性格を帯びるにつれて、現代心理学へと変貌していく。多くの学者の理論が紹介されていて(このあたりはさらりと読む。)体系的に心理学を理解することができる。心理学においてフロイトの精神分析の重要性がわかる。各章の章末で紹介されている文献を読んで知識を深めたい。2021/08/05
無重力蜜柑
3
行動主義とか精神分析は授業だったり自習だったりで触れたけど、そういえば体系的な心理学史を押さえたことがなかったなと思い読む。私は心理学の「厳密な科学の対象になり難い内観的心や感覚を、可能な限り理論立てて説明しようとする」ところが気に入っているので、やはり行動主義はなんだかなという印象を受ける。認知心理学は興味が出たからもう少し調べてみたい。2020/05/07
ばにき
1
認知心理学が薄いのは古い本らしい。2019/12/24
大林ひろし
0
そうか、起源はプシケー=サイケだったわ。2012/10/01