内容説明
高齢社会への対応と知的障害者・精神障害者等の福祉の観点から、新しい成年後見制度がスタートしました。従来の禁治産・準禁治産の制度を全面的に見直すとともに、補助・任意後見・成年後見登記などの新しい制度を設けることによって、柔軟で利用しやすい制度の実現をめざすものです。本書は、法律の立案作業に携わった担当者が質問に答えながら、新しい成年後見制度について具体的に解説する、信頼できるガイダンスです。新版では、最高裁規則の改正をうけて、家事審判手続についての項目を加えるとともに、家事審判規則・特別家事審判規則の改正条文、任意後見契約の代理権目録・成年後見登記手数料一覧を資料に加え、さらに親切でわかりやすいものにしました。
目次
制度全般
法定後見制度(補助・保佐・後見の制度)
任意後見制度
登記制度
家事審判手続
参考