出版社内容情報
東大駒場で長年にわたり「儀礼・演劇・スポーツ」ゼミ,通称「船曳ゼミ」を主宰している著者が,研究者・学生の日常的な営みを,リアルに描く。研究者・教育者・組織人……多面的な「大学人」の生態を著者の経験から解き明かす現代の大学のエスノグラフィティ。
内容説明
それにしても大学教師という職業、わりに合うのか合わないのか。人類学者の船曳センセイがトーダイという自分の職場をフィールドワークした。三分の快楽、二分のメランコリー、そして何より5分の啓蒙が絶妙にブレンドされた体験的大学論。
目次
第1章 ゼミの風景から(「先生」―よい先生とは、先生という方法;学生―よい学生とは、師範代と幹事 ほか)
第2章 大学教授の一日と半生(大学教授はいつ、どこで働く;大学教授の一日 ほか)
第3章 大学の快楽と憂鬱(大学の快楽と憂鬱は裏表である;大学は組織である―そこからくる「雑事」 ほか)
第4章 大学人の二足のわらじ(研究と教育;仕事と家庭 ほか)
著者等紹介
船曳建夫[フナビキタケオ]
1948年、東京生まれ。文化人類学者。東京大学教養学部教養学科卒。ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程にてPh.D.取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。フィールドワークを、メラネシア(ヴァヌアツ、パフアニューギニア)、ポリネシア(ハワイ、タヒチ)、日本(山形県庄内平野)、東アジア(中国、韓国)で行う。専門の関心は、人間の自然性と文化性の相互干渉、儀礼と演劇の表現と仕組み、近代化の過程で起こる文化と社会の変化
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感想・レビュー
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