内容説明
社会福祉を学ぶときに必ず出会う重要な概念、福祉国家、ニーズ、公と私、社会連帯、社会事業、援助、関連性などについて、その出発点、発展、現代における意味を、さまざまな原典資料から学ぶ。社会福祉原理、社会福祉史などの講義がさらに深まります。
目次
第1部 ソーシャル・ポリシー―福祉国家論とニーズ論の変遷(福祉国家とは何か―その成立要因と批判;福祉国家の新展開;ニーズの本質とは)
第2部 日本福祉史―おおやけ(公)、社会連帯、社会事業の概念の変遷(おおやけ(公)からパブリック(公)へ
社会連帯の可能性
社会事業と現代)
第3部 ソーシャルワーク―援助関係論の変遷(友愛関係から援助関係へ―リッチモンド、機能派、レイノルズ;閉じられた二者関係―診断派、バイステック、パールマン;開かれた関係性に向けて―アドボカシー、エンパワメント、ライフモデル ほか)
著者等紹介
岩崎晋也[イワサキシンヤ]
1961年生まれ。1995年東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程中退。社会福祉学修士。東京都立大学人文学部助手を経て、法政大学現代福祉学部助教授。専攻は社会福祉学
池本美和子[イケモトミワコ]
1952年生まれ。1998年仏教大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。日本福祉大学社会福祉学部助教授を経て、仏教大学社会福祉学部助教授。専攻は社会福祉(日本福祉史)
稲沢公一[イナザワコウイチ]
1960年生まれ。1997年東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。法政大学現代福祉学部教授。専攻は社会福祉援助論、精神障害者福祉論
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