出版社内容情報
エスノメソドロジーは,人間の相互行為の研究法として,社会学のみならず情報科学や言語学など様々な分野で注目されている。本書は,その入門から実際の調査・研究の展開まで包括的に扱う。付録CD-ROMでトランスクリプトの書き方や分析法を実践的に学べるよう工夫。
目次
第1部 基礎編
1 エスノメソドロジーの発見=浜日出夫
2 エスノメソドロジーの方法(1)=山崎敬一
3 エスノメソドロジーの方法(2)=水川喜文・池谷のぞみ
第2部 実践編
4 エスノメソドロジーとフィールドワーク=池谷
5 調査の準備とビデオデータの分析法:博物館調査を例として=山崎晶子・菅靖子・葛岡英明
6 会話分析の方法と会話データの記述法=田中博子
7 調査実習としてのエスノメソドロジー=樫田美雄
第3部 展開編
テーマセッション(1)制度と会話:エスノメソドロジー研究による会話分析=岡田光弘
8 電話の会話分析:日本語の電話の開始=西阪仰
9 子どもの分析:大人が子どもを理解するということ=山田富秋
10 法現象の分析=樫村志郎
テーマセッション(2)実践の中の視覚:身体的行為と見ることの分析=浦野茂
11 メディア分析=是永論
12 博物館研究=山崎・菅
13 病院組織のフィールドワーク=池谷・岡田・藤守義光
テーマセッション(3)認知科学・情報科学とエスノメソドロジー=水川
14 学校・教育工学・CSCL:コンピュータを通した協同の学び=加藤浩・鈴木栄幸
15 コンピュータ支援の協同作業研究=葛岡・山崎晶子・山崎敬一
内容説明
エスノメソドロジーの基礎理論から実際の調査・研究の展開までを包括的に扱うテキスト。会話分析やフィールドワーク、ビデオを用いた研究などの分析法を具体的に解説。博物館、病院、協同作業のコミュニケーション、電話など、さまざまな研究事例を紹介。付録のCD‐ROMではビデオ分析ツールCIAOや音声・映像データを入れ、トランスクリプトの書き方・分析法を実践的に学べるよう工夫した。
目次
第1部 基礎編(エスノメソドロジーの発見;エスノメソドロジーの方法)
第2部 実践編(エスノメソドロジーとフィールドワーク;調査の準備とビデオデータの分析法―博物館調査を例として;会話分析の方法と会話データの記述法;調査実習としてのエスノメソドロジー)
第3部 展開編(制度と会話―エスノメソドロジー研究による会話分析;実践の中の視覚―身体的行為と見ることの分析;認知科学・情報科学とエスノメソドロジー)
著者等紹介
山崎敬一[ヤマザキケイイチ]
1956年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、埼玉大学教養学部教授
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