内容説明
本書は、消費者教育学の確立を目指し、戦後の消費者教育の発展を辿ったものである。わが国において消費者教育がどのような場で、誰によって行われてきたか、その端緒をどのような事象や見解に見いだしうるか。すでに1930年代に消費者教育実践の実績を持つ米国では、どのような発展経過を辿りつつわが国にどれほどの影響を与えたかなどを検証した。
目次
序章 消費者教育の学問領域
第1章 企業活動と消費者教育
第2章 消費者運動と消費者教育
第3章 政府・自治体行政と消費者教育
第4章 学校および地域と消費者教育
第5章 米国のコンシューマリズムと消費者教育
終章 消費者教育の変容と発展への課題
補論 多重債務問題解決に向けた民間組織による消費者教育