内容説明
90年代に大きな変化を経験した日本の社会と経済。それら日本企業を取り巻く環境を、たしかな目をもってとらえ、企業分析に不可欠な材料と方法を提供する。好評を博した前シリーズ刊行後の傑作13篇を収録。
目次
企業環境と経営の原理
第1部 労働市場と社会環境(構造的失業とは何か;安心の日本、信頼のアメリカ;ホワイトカラー・モデルの理論的含み―人・組織・環境の不確実性を中心に)
第2部 経済環境と企業行動(BIS規制、会計操作、「追い貸し」;日本におけるIT革新―IT資本と労働需要・技術進歩;日本の対外直接投資と空洞化)
第3部 企業分析の方法(経済学は制度をどう見るか;経営学研究における不変法則探究の可能性―事例研究法擁護のための反省的対話;長期的コミットメントの社会)
第4部 バブルと「失われた一〇年」(一九九〇年代の日本経済;構造改革なくして成長なし;巨額キャピタル・ロスと利潤圧縮メカニズム;歴史の流れの中の日本)
著者等紹介
伊丹敬之[イタミヒロユキ]
一橋大学大学院商学研究科教授
藤本隆宏[フジモトタカヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授
岡崎哲二[オカザキテツジ]
東京大学大学院経済学研究科教授
伊藤秀史[イトウヒデシ]
一橋大学大学院商学研究科教授
沼上幹[ヌマガミツヨシ]
一橋大学大学院商学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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