内容説明
「戦争から平和への道のり」を考えることを通じて平和を創るには何が必要か、何が欠けていると戦争が起こりやすいのかを考えるために編まれた、平和構築の入門書です。
目次
新しい戦争・新しい平和
第1部 平和を脅かすもの(国家の破綻;テロと新しい脅威;拡散する核兵器)
第2部 平和を創る(軍事力と平和維持;国連における平和構築;コミュニティから平和を創る)
第3部 平和を支える(法の支配;紛争と経済発展;人権とジェンダー;人材育成)
平和構築を学ぶということ
著者等紹介
藤原帰一[フジワラキイチ]
東京大学大学院博士課程単位取得中退。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授(国際政治、比較政治)
大芝亮[オオシバリョウ]
一橋大学大学院法学研究科博士課程退学、Ph.D.(政治学、イェール大学)。現在、一橋大学大学院法学研究科教授(国際政治学)
山田哲也[ヤマダテツヤ]
国際基督教大学大学院行政学研究科博士課程中退、博士(法学、九州大学)。現在、南山大学総合政策学部教授(国際法、国際組織論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅーへい
1
読みやすい!戦争の変化がとても印象的だった。利害からアイデンティティの問題へ移行し、より一層国際社会の介入が厳しくなっている。中東やアフリカに目を向けなくてはならない。2014/07/13
偏頭痛
0
別に読んだ同じような本よりもわかりやすかった。様々な基準を持った人たちを相手にまとめるには法の支配を使わざるを得ないわな。人権をどうするかどう考えるかとか平和構築してるけど国を再構築するも同然なわけで基本的なところから考えないといけないんだな。そしてそれが弱すぎる国家でも強すぎる国家でもいけないとなればほんと容易なことではないわな。2017/05/21
YN
0
平和構築の入門書。 以前出された平和政策と執筆陣も被り、内容的にも似ているか。 が、内容的にはアップデートされている。
hirotada_k
0
入門書というだけ書かれている内容がコンパクトで読みやすい(割に内容も詰まっている)。破綻国家など国際政治の理論について書かれた章、南スーダンの滞在をもとに現地の様子を書かれた章、IMFなど国際機関の支援について書かれた章など視点が多様でよかった。2012/01/29
まい太郎
0
基本がよくわかる、良書。2020/01/13