内容説明
多様で複雑な変化を見た20世紀末の国際政治経済において、主権国家(ネーション・ステート)はその性格や機能・役割をどのように変質させたか。「21世紀の世界」を的確に分析・展望するための新しいパラダイムを、13篇の名論文が、歴史・文化・経済など多様な角度から考察する。
目次
序章 主権国家を超えて
第1章 文明の衝突(抄)
第2章 歴史における冷戦後
第3章 組織の国際的多様性
第4章 ナショナリズム
第5章 ポスト覇権システムとG7サミット
第6章 1980年代の日本の産業政策
第7章 インフラ整備に政府の投資を
第8章 日本への対応
第9章 日米提携の選択
第10章 国際関係の変容とその諸側面
第11章 保護主義の系譜
第12章 国際経済紛争をめぐる相互主義の法機能
第13章 リアリズムの再検討