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内容説明
サイバー犯罪等の情報処理の高度化に伴う犯罪および反社会的集団が関与する強制執行を妨害する犯罪の新設、また、刑事上の時効制度の大幅な改正を織り込むとともに最近の刑事法の変革を踏まえて改訂。さらに、統計や図表等を新しいものに差し替えた。法学部の学生ばかりではなく、法科大学院の未修者や一般の人にも推奨できる一冊。
目次
犯罪防止と法
刑法の基礎
罪刑法定主義と構成要件
個人法益に対する罪
社会法益に対する罪
国家法益に対する罪
犯罪の成立要件
犯罪成立阻却事由
罪数
刑罰と保安処分
刑罰権の具体的実現―刑事訴訟法
捜査と人権
公判と実体的真実主義
誤判とその救済
犯罪者の刑事施設内処遇
犯罪者の社会内処遇
少年非行と刑事司法
著者等紹介
大谷實[オオヤミノル]
1934年生。1957年同志社大学法学部卒業。現在、学校法人同志社総長(同志社大学名誉教授)、法学博士、日本学術会議会員(15期~17期)、法務省人権擁護推進審議会委員(1997~2002年)、法制審議会委員(2001~2005年)、司法試験考査委員(1983~1995年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさき
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刑法、刑事訴訟法、刑事政策、犯罪学など、刑事系分野の全般の法律について、俯瞰できる入門書。薄目の本ながら、すべての重要点について満遍なく触れている良書だと思う。刑事系で一番最初に読む本としても適切であると感じる。はじめの一歩の本を刑法から1冊、刑事訴訟法から1冊、合計2冊を読むよりも、この本を1冊読むのが時間の節約にもなって効率的ではなかろうか。また、試験前の復習総まとめの1冊として読むのもいいかもしれない。よって刑事系の法律を勉強している人には万人にオススメしたい本。2013/09/18