内容説明
FF現象などともいわれ、ひとつのブームを作り出したフォト・ジャーナリズムは、その成長の過程で多くの問題を提起してきました。本書では、とくにプライバシー問題から出発して、マスコミ全体に関わる問題を多角的に検討しています。
目次
第1部 座談会「有名人とプライバシー」〈亀井淳
前沢猛
山川洋一郎
山田卓生〉(なぜ今プライバシーか;プライバシーとは;FFE現象をどうみるか;読者が求めているという論理;訴訟は起こっているのか;国民の正当な関心の対象になる人々のプライバシー;プライバシー侵害にならない場合;知る権利とプライバシーの関係;テレビのニュースショーについて;雑誌やテレビの内部チェック;救済をどのように考えるか;オンブズマン、プレス・カウンセル)
第2部 プライバシー侵害と法的救済(有名人にプライバシーはないのか;プライバシー侵害に対する救済)
資料 「マスコミのプライバシー侵害に関するアンケート」