出版社内容情報
目次 近世における大山御師の成立(相模大山の登山集落としての大山町と蓑毛)明治期における大山信仰の展開(「大山霊験記」に見る大山信仰【ほか】)大山参詣の諸道(近世における江戸湾交通について/相模大山講と藤沢【ほか】)大山信仰の研究成果と課題【ほか】
内容説明
特に江戸時代、不動尊を中心とした庶民信仰として隆盛をみた相模・大山に関して、今後の新たな研究の進展をはかり、近世における大山御師の成立と檀廻り、明治期における大山信仰の展開、大山参詣の諸道という三つのテーマのもとに、基本的な16の論考を集成。
目次
第1篇 近世における大山御町の研究
第州り(大山とその信仰;大山信仰登山集落形成の基盤;大山門前町の研究―相州大山講の御師と檀家;相模大山信仰の成立と展開;「大山不動霊験記」にみる大山信仰)
第2篇 明治期における大山信仰の展開(幕末明治初期における相模大山御師の思想と行動;明治初期における相模大山御師の経済生活;明治初期における大山講の分布;先導師の町;相模大山の登山口聚落としての大山町と蓑毛)
第3篇 大山参詣の諸道(中世・近世における江戸内海渡船の展開;大山信仰と納太刀;近世における江戸湾交通について;開国前、江戸湾内の船旅をめぐって;相模大山講と藤沢)
第4篇 大山信仰の研究成果と課題